京仙人とは

山の恵みに感謝し
伝統を未来へ紡ぐ

生産者からのメッセージ

京仙人の畑

ひろ農林合同会社 代表

眞継博典

この地では、先代、先々代が100年以上前から山や田畑を守ってきました。

3代目となる私たちは、その土地を受け継ぐと決めた時に、米だけでなく希少性がある将来を見据えた作物を作ることを目指しました。テーマは「健康」でした。

日本原産の野菜であり栄養豊富な自然薯に着目し、できるだけ自生に近い形で最高の品質の自然薯を作るべく、毎年挑戦を続けています。

歴史と文化が色濃く残る場所「京北地域」

「京仙人」が育つ京北地域は、平安遷都以来、皇室の建築用材料を供給する歴史を有しています。古くから皇室直轄領の山林が存在し、それは北山杉の産地として受け継がれてきました。

御料地として厳しく管理されてきた山間地と桂川流域の豊かで美しい大自然の中で、京仙人は栽培されています。

京の伝統野菜

京の伝統野菜を育んできた文化

都として栄え人の往来が盛んだった京都では、京の伝統野菜をはじめとして昔から様々な野菜の栽培が盛んで、宮廷へ寺社への献上品としても野菜の質の高さが求められました。

文化的にも精進料理や懐石料理を中心に洗練された野菜料理が多く、人々が野菜を見る目は特に厳しいと言えます。

「京仙人」は、京都の地で育つ自然薯の奥深い力をリスペクトしてつけた名前です。

山間地特有の寒暖差を生かして粘りやコクを育み、みなさんに満足していただける高品質な自然薯の生産をめざしています。

栽培のこだわり

天然素材を使った土づくり

土中の微生物の増殖、ミネラル分の補給や天然の防虫効果のある自家製のもみ殻くん炭を、たっぷりと土にすきこんでいます。

防草や土の保湿、温度の管理のためには、苗の周囲にワラを敷き詰めています。

天然素材を使った土づくり
生育期間中は農薬不使用 ワラを使った防草

生育期間中は農薬不使用(※ワラを使った防草)

植え付け前に種芋の消毒をする以外は、農薬は使っていません。

もみ殻くん炭やワラを使うことで、農薬を使用せずとも病害虫の発生を抑えることができています。

厳しい環境での育成で粘りを出す

自然薯はもともと山に自生する植物ですから、栄養過多の柔らかい土ではやわな芋しか育ちません。土を固く締め、あえて厳しい環境を作ります。

苛酷な環境の中でたくましく育った「京仙人」は、自生の自然薯のように強い粘りを持っています。

厳しい環境での育成で粘りを出す

地域と共に未来へ

京仙人は地域の自然と人々に支えられて成り立っています。美しい山間地の環境を守り、地域の農業文化を次世代に継承することも、私たちの大切な役割です。

現代の忙しい生活の中で、ゆっくりと時間をかけて育てられた食材の価値を、より多くの方に知っていただきたい。自然薯を味わうことで、季節の移ろいや自然の恵みを感じていただきたい。

そして何より、家族の食卓に笑顔が生まれ、健康で豊かな暮らしのお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。

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京仙人は飲食店・ホテル・旅館様のご要望にお応えするべく、品質と供給の両立を実現した業務用自然薯を販売しています。
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